●8冊●『二十歳の原点』『侏儒の言葉』『人間失格』『汚れつちまつた悲しみに…』『海に霧』『飢餓同盟』『地下室の手記』『古書 (日本の名随筆)』
2008年10月9日 23:11:51
少し腰を落ち着けて本を読もうと思っている。
10月に入って、なんだか予定が一杯で流れるように時間があるのを実感していた。
最近読んだのは、8冊。
鈴木さんのHPを読んで、手にした本もある。
鈴木邦男をぶっとばせ!/夭逝者の美学と『二十歳の原点』
鈴木邦男をぶっとばせ!/13回目の『侏儒の言葉』
そうだ、こんな本が読みたかったんだ。
言葉とガップリよつに組み合い、自分と向き合い、
鋭利な刃物を突きつけられているような、そんな読書。
現代日本思想大系は、最終巻の『新保守主義』
この次に待っているのは、近代日本思想大系全36巻。
『スーザンナ・マルガレータ・ブラント』のラストシーンに動揺し、混乱し、混沌の中。
こんな一冊一冊の読書が、少しずつ書く力を与えてくれていることに、
今日、気が付いた。
慌てるな。慌てるな、慌てるな。
まだ待て。書かなくてもいい。あと少しだ。臨界点まであと少し。
ラストシーンが充填するまで。
急いで書く必要はない。
わからないことが、こんなにはっきりとわかったことはない。
書けない事がこんなにはっきりと書けなかったことはない。
このラストシーンは、わからないことの極値を指す。
わからないメーターが振り切って、
書くエネルギーになる気がしている。
ペンを置け。
急いで書く必要は無い。
慌てるな、慌てるな。
その日が来る。わからないメーター充填100%。その日が。