●6冊●『生命の実相・宗教戯曲篇』『他人の顔』『飢餓同盟』『高野聖;眉かくしの霊』『痴人の愛』『晩年』

2008年12月22日 23:44:44

くしゃみが3回続けて出た。
なんのことはない。まだ生きている。

次の公演は3月。
公演と公演の期間が短い。いつもより、一ヶ月ほど短いんじゃないか。
故に脚本を書く時間も一ヶ月ほど少ない。当然そうなる。
こんなに短い期間で書くというのは、初めての経験だと思う。

とてもきれいな舞台が頭の中にあるのに、全く、全然、何にも言葉にならない。
またくしゃみが、出た。

自分が小さくなって、秒針に追いかけられる夢を見た。

アロエヨーグルトを食べ終わって、上を見たら、ガラスが見えた。
周りを見渡し、足元を見ると、そこは時計の中だった。
ちょうど腰のあたりを秒針が動いている。
分針が少し先にある。
時針はうしろだ。

不思議なこともあるもんだな、と思った。
こないだの芝居で時計をいくつも壊したから、時計が怒ってるのかも、と思った。

頭の中で俯瞰してみる。
どうやら、3時45分くらいみたいで、自分は、6時の位置に立っているみたい。
さっき、チクタクと攻めてくる秒針をうまくかわした。
また後ろから秒針がやってくる。

秒針から逃げてみた。小さくなってみると秒針のやつもなかなかのスピード。
まあ、簡単に逃げられる。疲れたら、しゃがめばなんとかかわせそう。

時計の中か。困ったな。ジャンプしてみるも、上を塞いでいるガラスには手が届かない。
のこのこと中心に向かう。
何か逃げ道があるかもしれない。

真ん中に行った。
三本の針が集まっているそこには、アイスクリーム屋さんがいた。
新発売のアイスクリームを試食させてくれた。
おじさん一人だったので、そこで働くことになった。
時計の中のアイスクリーム屋さん。
子供たちがたくさん買いに来た。8歳くらいの子供たちが、真っ赤なお札をもって買いに来た。
いつの間にか、おじさんは隣で秋刀魚を焼いていた。

ここは時計の中だから、煙がこもるからやめてくれ、と言ったら、
おじさんは、じゃあ、秒針を早く回して換気扇だ、と言った。
赤いお札を持った子供たちが、ぐるぐる回る秒針になぎ倒されていった。
止めなきゃ、と思ったけれども、
おじさんがうちわで秒針をどんどん扇ぐ。秒針はすごい勢いで回る。
秋刀魚のけむりもどこかへいった。

逃げなきゃ。

そう思うも、秒針のスピードにかなうわけがない。
おじさんに言ってみた。
ぼく、鈴木さんにもらったピストルを持ってるんです。

おじさんは、参った、と言った。

そんな夢を見て、起きた。
そして、一日中、パソコンで仕事をしていた。

『生命の実相・宗教戯曲篇』谷口雅春
『他人の顔』安部公房
『飢餓同盟』安部公房
『高野聖;眉かくしの霊』泉鏡花
『痴人の愛』谷崎潤一郎
『晩年』太宰治