『見沢知廉 生誕50年展』
2009年1月26日 20:43:21
見沢知廉。
1959年8月23日に生まれ、
2005年9月7日に、死んだ。
1959年、ぼくは生まれていなかった。
2005年、あの日を今でもありありと思い出す。
見沢さん、と呼ぶ。
いつから、そう呼ぶようになったんだろう。見沢さん。
多分、あの脚本を書いている時だ。三回忌追悼公演『天皇ごっこ〜母と息子の囚人狂時代〜』
あの本を書いているときに、
何百枚もの見沢さんの写真に囲まれているときに、
獄中からの手紙を一文字ずつ追っていくときに、
ぼくは、いつの間にか、見沢さんと呼んでいた。
お母さんへの手紙にもそう書く。
「明日、墓参りにいくので、見沢さんによく言っておきますよ!」
「今日、見沢さんの本を読みましたよ」
「昨日、見沢さんの夢を見ました」
どんな資料よりも、どんな書籍よりも、どんな写真よりも、
お母さんからの手紙の一文が見沢さんを眼前に蘇らせる。
「お母さん、見沢さんは生きていますよ」
劇団再生主催『見沢知廉生誕50年展』
特設サイトは、こちらから
■展示
獄中からの手紙、暗号、書籍、日記など
■トークライブ
『死後に成長する命・言葉・人生』
出演/鈴木邦男(一水会顧問)・高木尋士(劇団再生代表)・他
■記念公演
『天皇ごっこ〜調律の帝国〜』
原作/見沢知廉
脚本・演出/高木尋士
出演/【劇団再生劇団員】市川未来・磯崎いなほ・鶴見直斗・田中惠子・さとうまりこ・あべあゆみ・田上雄理・宮永歩実
★記念公演★
『遺された無数の言葉を頼りに故氏の理想を再構築する。
駆け抜けた46年の生涯。千葉刑務所での12年。この世を去り4年。幾万年の遺言。
「調律の帝国」という一冊の小説。
そこに隠された故見沢知廉氏の人間への希望を描く。
調律とは何か。故氏の言う帝国とは?
劇団再生が描く見沢知廉というアリバイ。
カラフルでアヴァンギャルド。ポップでキュートな千葉刑務所。
ぼくの名前は、「見沢知廉」
本名、「高橋哲央」
驚くべき手法で舞台上にユートピアが現出する。』
★日時/会場
8月21日(金)〜23日(日)・AsagayaLoft/A
★スタッフ
脚本・演出/高木尋士
照明/若林恒美
音響/大和二矢
衣装/クラモチユキコ
ヘア&メイク/木下恭子
スチール撮影/平早勉
撮影・編集/吉野邦彦
記録/ツカムラケイタ
制作/中田祐子・劇団再生・AsagayaLoft/A
★上演プログラム・全5回公演
8月21日(金)(夜のみの公演です)
18時30分・OPEN
19時30分・START
8月22日(土)・23日(日)(両日とも、昼・夜の2回公演です)
*昼の回(トークはありません)
13時00分・OPEN
14時00分・START
*夜の回
18時30分・OPEN
19時30分・START
★料金
3,000円(1ドリンク付・追加オーダーは別途)
★全席自由・各回とも限定70名!
★事前にご予約を頂いた方より優先入場となります。
★予約・問い合わせ
メール(saisei@engeki.ne.jp)
ファックス(03-6862-5869/高木)