●930●『定本 謎解き「死霊」論』『人さまざま』『受験生のための一夜漬け漢文教室』『凄惨な攻防戦!硫黄島』

2009年2月27日 22:07:32



頭痛がうっとうしい。
どんなに経験しても、この不快に慣れることができない。
頭のどこが痛いのか不明な感じの鈍痛。
その鈍さがゆっくりと下に降りてくることの耐え難い不快。
首筋にべったりと貼り付く暗い鈍さ。
その暗さが肩に降りてきて、これは、肩こりなんだろう。

肩こりにも程がある。
一番強い千年灸も効きやしない。
フェイタスを塗りたくると一時的に良い気がする。
が、しばらくすると息を吹き返す肩から首筋の暗黒。
そして、脈打ち続けるてっぺんの鈍痛。
うっとうしい。
顔面に痙攣が走る。
前歯の内側が疼く。

不快としか言いようがない。

不快自体を解消するのは、マッサージをされることが一番。
人の手で揉みこまれると、やっぱり気持ちいい。
根本的な解決にならなくても、気持ちいい。

完治なんかどうでもいい。
今、この数分だけでもこの不快から逃れることができれば、と心から思う。
治療なんかどうでもいい。
マッサージで一時的に、ここを離れたい、と思う。

昨日、鈴木さんから送られてきた大量の本を、一冊ずつ検めてみる。
手に取り、ぱらぱらとめくってみる。
目次を見てみる。

何冊か、今すぐに読みたい、と思った本があった。
何冊か、すでに読んでいる本もあった。
(鈴木さんはこんなのを読んでいたのか)
と、思う本もたくさんあった。
月末に向けて、ノルマが不安で追い込みをかけた。
月末月初の忙しい時期に自らそれ以上に忙しくしている。

ノルマ達成
ノルマ達成
怠けるな
甘えるな
楽をするな

と叱咤しながら、本を読む。
ノルマを達成できないと、罰が下る。

神罰だ!

と、自分を恐怖に追い込みながら本を読む。

『定本 謎解き「死霊」論』川西政明(274)
『人さまざま』著/テオフラストス_訳/吉田正通 (162)
『受験生のための一夜漬け漢文教室』山田史生(190)【鈴木さんから】
『凄惨な攻防戦!硫黄島』三田春次 (55)【鈴木さんから】
『談志映画噺』立川談志』(249)【鈴木さんから】

普段、本を読み始めると肩こりはあまり感じなくなるのだけど、
この肩こりは違う。凄い! 驚嘆すべき肩こりだ!
んー、

参った。降参。

上半身裸になり、あちこちにお灸をする。
インターネットで肩こりのポイントを調べながら、そこにお灸をする。
お灸をして、フェイタスを塗りたくる。
そして、肩と首すじに専用のカイロを貼り、暖めてみる。

これで少しは楽になるかな。
それよりもやっぱりマッサージにはかなわないかな。

雪だ。

雪を見た。

昔から、雪が落ちるのを見ているのが好きだった。
ひとひらの雪を目で追う。
雪が落ちてくる速度が好きだ。
また、ひとひらの雪を目で追う。