●856●『中高生のための憲法教室』『激論!「裁判員」問題』『自由と民主主義をもうやめる』『憲法ってこういうものだったのか!』
2009年3月4日 22:52:42
読まなければならない本が、山積みになっている。
今年は、
近代日本思想大系、漢文新書大系、埴谷雄高、ドストエフスキーを主軸に
読書を進めるはずじゃなかったのか!
その主軸が全然読めてないじゃないか!
本を頂くことが多い。
鈴木さんからも、見沢ママからも、友人からも。
そういえば、書店で購入するのは、仕事で読む本だけだ。
埴谷雄高はここにある。ドストエフスキーもある。
近代日本思想大系は、全巻セットがなく、一冊ずつ探している。
そうして、読まなければならない本が、山積みになっている。
それにしても、月に10000ページのノルマ。んー、意外に大変だ。
と日々感じているところに、
鈴木邦男さんの『今週の主張』はこんな記事。
「ごろにゃん読書術」を読むことだニャン!
そういえば、重さでノルマを設定するのも面白い! と鈴木さんと話したことがある。
月に30kgの本を読む! と。そんなノルマ設定はまだ誰も居ないのではないか。
鈴木さんとは、なんだか本の話ばかりしている気がする。
ここで紹介されている、
牧野剛『人生を変える大人の読書術』は、
同志高橋あづささんも読んだようだ。いい本らしい。読んでみよう。
高橋さんは、この本の書評を書いている。
本を読むことに対して、ずっと考えていた。
昨年は、そのことを考えに考えた一年だった気がする。
年間500冊というノルマに追われながら、(何をやってんだ、俺は・・・)と考えた。
朝5時に起きて、一冊読んで仕事にかかるということをしながら、考えた。
本を読むことで、あきらかに健康を害しながら、考えた。
確かに500冊読んだ。けれど、ただ、それだけのことだ。
それ以上でもそれ以下でもなく、ただ読んだだけだった。
けれども、読書に対する一つの解答は、手にした気がする。
本を読むって、何だろう。そう問い続けた一年だった。
今年は、もっと楽しみながら読もうと、主軸たるものを決めた。
(何かに対して)公平たるべく、ページ数でのノルマにした。
読書に対する一つの解答を持ったまま、今年も読んでいる。
1月2月とノルマをクリアした。
公演のある今月は、どうか。
【全部、鈴木さんから】
『中高生のための憲法教室』伊藤真(212)
『激論!「裁判員」問題』木村晋介 (236)
『自由と民主主義をもうやめる』佐伯啓思(229)
『憲法ってこういうものだったのか!』姜尚中・寺脇研(179)
稽古が重なる。
言語道断な夜という夜に劇団再生の稽古が重なる。
約束された日は、どこだ。
稽古が休みの今日は、
意外にこんな日にこそ、彼らに偉大な夜が訪れたりしているのかもしれない。
稽古場には、劇団員全員がいる。
そこに、彼らの偉大さが入り込む余地は、案外ない。
彼らの偉大な時間は、やはり、彼らが一人の一人きりになった時にしか。
市川未来の、磯崎いなほの、鶴見直斗の、田中惠子の
さとうまりこの、あべあゆみの、田上雄理の、宮永歩実の、ゆーこちゃんの
彼らの夜を思う。
一人で抱え込む巨大な夜と巨大な否定。
誰かが、
いや、案外全員が、世界をくるりと裏返しにしているかもしれない。
世界の反転、それこそが巨大な否定への近道であり、
世界の淵を跳躍する脚力であり、
劇団再生が培ってきたポップでキッチュでキュートな一言だ。
見沢さんが、「天皇」と「ごっこ」の狭間に書きえなった一言を、
劇団再生が、書く。