『カッパの飼い方』 石川優吾
2006年8月24日 20:22:06
今日のお昼は、蕎麦屋さん。
友人T君とTさん。
(T君は、以前の記事で紹介した人物。
態度が悪く、
社会性が欠如しているけれども、
素晴らしい素質を秘めている、彼です。)
(Tさんは、まだ記事中には出てきていません。
そのうち紹介します。)
そうそう、で、自分は、鴨汁せいろ大盛りを注文。
待っている間に、
T君が数冊の雑誌や漫画をテーブルに。
自分は、ころころコミックの「ドラえもん」を
読んでいました。
すると、
唐突にT君。
「高木さん、これ、哲学っすか?」
と、漫画を見せてくれました。
それがこれ。
『カッパの飼い方』
石川優吾
一読、素晴らしいと思いました。
「ああ、哲学っすね」
で、本屋さんで5巻購入してきました。
ここに記事を上げるために
いろいろネットでひいてたら、
なんだか、売れてるようですね。
ゲームにも映像にもなっているようで。
それよりですよ、
蕎麦屋で見た回では、主人公(カッパ)が
自分の名前を認識していない、というお話で、
顔のない人間の主人公ともども、驚嘆のお話。
顔の喪失と、
名前の喪失。
そして、その丸裸な存在が存在としてあるという、
不思議。
鴨汁せいろ大盛りは、あっという間に
おなかにおさまり、
頭の中は、カッパ一色。
さて、存在と非存在。
カッパを材料にヘーゲルに向いましょう。