●1276●『麻雀放浪記(一)青春編』『麻雀狂時代』『牌の魔術師』『ギャンブル党狼派』
2009年12月17日 22:51:22
さすがに十二月。
なんだかんだと予定が詰まる。
10月にこりゃまずいと手書きのカレンダを作って予定を書いていた。
11月には、12月は空白だらけで油断していた。
今、その手書きの予定表を見ると何がなんだかわからなくなった。
4色ボールペンで予定が書き込まれている。
それを眺めている。29日まではなんだかんだと、なんだかんだ。
そして、来年の手帳が手元に。
小さな手帳。ポッケに入る大きさ。細い鉛筆がついている。
新しいその手帳に予定を書き写していく。
ToDoを書き写していく。
いくつかダブルブッキングがあるけれども、
前後の予定をなんとかして、移動を工夫すれば義理を欠くこともなさそうだ。
小さな新しい手帳。
来年はこいつとどこでも。
失くしたパスモは再発行され、見沢ママと長電話をし、
頂いた唐辛子の香りに触発されたり、昨日と今日に交わした無数の言葉を反芻したり、
新しい手帳を眺め回して見たり、
いつもの夜。
ヴァイオリンの音が夜を狂気させる。パガニーニの「カプリース」
そして、ぼくは、歌を一首、歌う。
なんだかんだと人付き合いで、十二月。
思想書がすすまない。
軽い本ばかりに手が行く。段ボールからまとめて引き抜いた阿佐田哲也を読んでいた。
トロツキーの「ロシア革命」をとろとろと読み進めながら、麻雀小説に目がいく。
さすがに十二月。
予定だらけの毎日で新しい手帳が嬉しい。こんな嬉しい気持ちになることを自己分析してみる。
新しい小さな手帳。この手にすっぽりと収まる手帳。
手帳を手の中で遊ばせてみる。
新しいこの手帳が、やけに嬉しい。
『麻雀放浪記(一)青春編』阿佐田哲也
(332)
『麻雀狂時代』阿佐田哲也
(365)
『牌の魔術師』阿佐田哲也
(279)
『ギャンブル党狼派』阿佐田哲也
(300)