『演劇機関説・空の篇』という公演
2010年4月30日 08:41:34
2010年3月、その公演を終えた。
終えた次の土曜日には、それまでと同じように劇団員は集り稽古をしていた。
『演劇機関説・空の篇』の最後の台詞どおりだ。
始まりも終わりもない。
だからといって、ぼくたちはニヒリストではない。
カント的真理のコペルニクス的転回がそこにあるわけではない。
空、という場所に対して、ヘーゲルに立つか、キェルケゴールに立つか、ということでもない。
もちろんプラグマティズムを信奉しているわけではない。
プラトン的イデア界に夢を見ているわけではない。
演劇契約説、か、と不意に思った。
ならば、演劇は、リヴァイアサンか。
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