『鈴木邦男の読書術』刊行記念トークセッション

2010年5月21日 20:19:11

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左から、司会の中川文人さん・鈴木邦男さん・斎藤貴男さん・森達也さん・高木

先日、阿佐ヶ谷ロフトで、『鈴木邦男の読書術』刊行記念トークセッションが開催された。
企画の段階で、有難くも鈴木さんに声をかけていただき、この日を楽しみにしていた。

出演したのは、
鈴木邦男さん (一水会顧問、作家)
中川文人さん ((有)ヨセフ&レオン代表取締役、ライター)
斎藤貴男さん (作家、ジャーナリスト)
森達也さん (映画監督、作家)
そして、ぼく。

夕方6時半に会場に入る。
楽屋で、出演者で打ち合わせ。
トークの打ち合わせをしながらも、それぞれの分野で活躍されるみなさんの
現在取り組まれている仕事の話にもなり、それが興味深く、楽しかった。

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左から、中川文人さん・鈴木邦男さん・斎藤貴男さん

トークは、7時半から、休憩をはさみ、10時半頃まで。
『鈴木邦男の読書術』をテキストに論は進められた。
司会の中川さんのリードが強く優しく、そしてなによりも、
登壇された方々の話の面白さ。

読書術を論点においたトークセッションにも関わらず、
本? 読みませんね、と語る斎藤さんと森さん。
それでも、論点は終始ぶれることはなく、お客さんより出演者の方が楽しかったのではないか。

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左から、森達也さん、高木

読書論、読書術、なぜ本を読むのか、どうやって読んでいるのか、
何冊読めばいいのか、何を読めばいいのか、いつ読めばいいのか、

と、読書に関することを話した。
(本でも読んでみるかな)と、感じた人が一人でもいてくれたら、と
終演後、鈴木さんと話した。

ぼくの今年のノルマは、一日一冊。
年間だと、365冊か。なんとなく、400冊くらいは読みたいと思っている。
5月、現在、何冊読んでいるのか、カウントはしていない。
この「高木ごっこ」に全てあげているので、いずれ数えればいい。

それにしても、小学生の頃から随分と本を読んできた。
本ばかり読んできた。あの頃の読書へむかう動機は一体なんだったんだろう。
知識欲や理論への渇望ではなかった。

30数年前を思い起こす。
物語ばかりだった。現実からの逃避だったのか。それとも、仮想世界への跳躍か。
物語の登場人物に確かに自己を投影はしていた。

が、果たしてどうか。

いろんなことを思い起こしたり、考えたりしながらも、
本を読んでいる。