『ドイツの社会思想』【世界思想教養全集19】・『現代キリスト教の思想」【世界思想教養全集21】・『資本論(2)』『山頭火随筆集』『北一輝―日本の魂のドン底から覆へす』『能の見える風景』『ドストエフスキーとの59の旅』
2010年12月13日 19:56:41
12月の雨。
出かけてみると思った以上に寒かった。
本を片手に電車に乗って、右と左で二冊並べて読んでいたら、
となりのおっさんに「同時に読んでるんですか?」と聞かれた。
乗り換えで電車を降りたら、後ろから呼び止める声がした。
「写真を撮らせてもらっていいですか」と聞かれた。
「いいですよ」と答えた。
地下鉄。別の路線に乗り換えた。
座って本を二冊開いた。次の駅。
親子連れが乗ってきて、ぼくの前にたった。
小さな女の子が目の前にいた。その子は、
なぜだか知らないけど、口を何度も何度も大きく開けた。ぼくと目があった。
口を大きく開けてやったら、嬉しそうにその子が笑った。
12月の雨。
あっちやこっちに出かけて行った。
『ドイツの社会思想』【世界思想教養全集19】
『現代キリスト教の思想」【世界思想教養全集21】
『資本論(2)』カール・マルクス
『山頭火随筆集』種田山頭火
『北一輝―日本の魂のドン底から覆へす』岡本幸治
『能の見える風景』多田富雄
『ドストエフスキーとの59の旅』亀山郁夫
小さな黒い手帳が用意された。
机に付箋で貼り付けていた今後の予定を手帳に書きこんでみた。
読書代行の締切や書評の締切、書きかけの原稿の締め切りに受注している仕事。
バイトの予定や劇団の予定。忘年会に打ち合わせ。ライブに観劇。飲みの席。
支払いの予定に入金予定。あっちにこっちに出かける予定。
疲れて倒れ果てる予定までを書きこんでみる。
手帳が埋まっていった。
今年はそれほど忙しくもないな、と思っていたけれども、
なんだかんだあっちやこっちにうろうろうろうろ。
生産的建設的論理的客観的ではないにせよ12月の雨。
『ドイツの社会思想』【世界思想教養全集19】
概説/阿閉吉男
テンニエス
「ゲマインシャフトとゲゼルシャフト」重松俊明 訳
ジンメル
「社会学の根本問題」堀真琴 訳
「近代文化論集」阿閉吉男 訳
『現代キリスト教の思想」【世界思想教養全集21】
概説/井上良雄・佐藤敏夫
シュヴァイツァー
「文化の没落と再建」蓮見和男 訳
バルト
「ルートヴィッヒ・フォイエルバッハ」井上良雄 訳
「証人としてのキリスト者」井上良雄 訳
「義認と法」井上良雄 訳
「キリスト者共同体と市民共同体」蓮見和男 訳
ブルンナー
「危機の神学」佐藤敏夫 訳