『黒猫の仇討ち』『音と言葉』『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』『差別の民俗学』『グッド・バイ』『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』『理性の限界』『ことばと思考』『ブッダの人と思想』『ダルマ大師 禅を伝えた僧』

2011年1月19日 21:17:16



こうして読んだ本を並べてみると、飽きもせずよく読むなあ、と自分でも思う。
一日一冊こうした本を読みながら、今年の大きな目標でもある『世界の名著』に取り組む。
『世界の名著』はなんとか今年は読破したい。
そう思い優先的にページをめくる。
時間を決めて全集を読む。
体調が悪い日もあるし、眠くて仕方ない日もある。
本を見るのが嫌な時もあるし、どうしても読めない時もある。
こうして本を読んで誰かがギャラを払ってくれる訳でもない。
一日の中で4時間から5時間を読書に費やす。24時間しかない中で大きな割合だ。
今や読書が趣味とも思えない。勉強だとも思えない。
そこにはただ快楽と苦痛が共存しているだけだ。

どうしてこんなにしてまで本を読んでるんだろう。
そんなことを考えることもなくなった。
読書とはなんだろう。ぼくにとって本とは何だろう。
そんなことも考えなくなった。それは諦めやなげやりでは決して、ない。
読書というものが生活の中に溶け込んだのかと言われるが、それも違う。
生活の中の読書という視点からは、苦痛しか感じられない。

この論点に現時点でのオチはない。

『黒猫の仇討ち』芦川淳一
『音と言葉』フルトヴェングラー
『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』赤松啓介
『差別の民俗学』赤松啓介
『グッド・バイ』太宰治
『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』西林克彦
『理性の限界』高橋昌一郎
『ことばと思考』今井むつみ
『ブッダの人と思想』中村元
『ダルマ大師 禅を伝えた僧』ひろさち

何もない何もないと呟きながら本を読む。

一つの仮定として、

読書は、時間の発生と消滅を証明できるかもしれない、とは感じている。

それを考えるのはもう少し時間に余裕ができてからだ。
それに、それほど面白そうなテーマでもない。
片手間に考えるにしても、もう少し時間がほしい。

『世界の名著』を読みながら、新しい実存ばかりを考えている。