2012年5月25日 21:19:44

『天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命』
監督・大浦信行

この映画の撮影は、ぼくからだったんだ、ということを思い出した。
劇団再生の稽古場。監督との対話。

それから、何度も撮影現場を訪れ、監督と話し、
見沢さんが遺した数々の品を前に監督とぼくは、途方にくれたりもした。

撮影は長期間にわたった。
実際に上映されたのは2時間だが、撮影されたのはその何十倍だ。

監督の創り上げた映像を観る。
真実は、いつもとても小さいんだな、とあらためて思った。

なぜ監督が「見沢知廉」を撮ったのか。
なぜぼくが今も「見沢知廉」を追うのか。

監督も、ろくでなしってことだ。