『ナナブンノイチ』『特等添乗員αの難事件 V』『反逆の作法』『人に強くなる極意』『知の武装』

2014年3月2日 22:36:59



今年は、『人類の知的遺産』を読み進め、ドストエフスキーを読み直すんだ、と計画しつつ、
どうもいかん、あちこちに寄り道しすぎる。
鈴木邦男さんは、どんどん新刊を出版されるし、
書店を覗けば読みたい本だの読んでおきたい本だのが溢れている。
いやいや、鈴木さんに「出し過ぎだ!」と苦情を申し立てているわけでもないし、
日本の出版業界に文句を言っているわけでのないのだ。
ただ、読むのが追いつかないだけで、全ては自分の問題だと分かっている。

さて、頭の中は5月に発表する作品のことで占められ始めている。
完全に画が見えていることが実はその作品のネックになりそうな気がして仕方ない。
不安とも焦燥とも違うがいつもとは少し違うアプローチになるのではないか。
そのアプローチを出演者に対して要求し、それを過たずに作品の中にいてもらわなければならない。

と、書くのは簡単なのだがぼく自身がその方法に対して二の足を踏んでいる、

気がしている。

まさか、自分の作品にそんなことがあるはずがない、と思いながら、
なんとも漠然とした、あっ、と書くと芥川か、
ではなく、何となく新しい作品の予感を感じながら画が見えるという事の反作用を感じている。

『ナナブンノイチ』木下 半太
『特等添乗員αの難事件 V』松岡 圭祐
『反逆の作法』鈴木 邦男
『人に強くなる極意』佐藤 優
『知の武装』手嶋 龍一