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2015年6月19日 01:03:54
『生命の実相』全40巻を読み終えた
一つの論点に対してこれほど多くの視点を持つ書籍も珍しいのではないか
一人の人間がその当の本人にでさえその全てを把握できないように
たった一つのテーマをこれほどの道から攻め込んでみても
言い得ないのだ
著し得ないのだ
著者谷口雅春のそんな苦悶とも絶望とも焦燥とも感じられるジレンマを読んだ
なるほど、40巻をかけて、あれほどの言葉を尽くして言い切ったのは
人間の不可解とその不可解を信じ、愛し抜こうとする、彼の姿、そのものだった