鈴木邦男さんとのトーク
2016年3月7日 21:37:35
印象的だった鈴木邦男さん
トークが始まった時に「あれ?」と思ったのだ。
いつもの鈴木さんの顔と違っていた。最初の数分は、疲れていらっしゃるのかな、と思ったが、すぐに違うな、と思った。導入を話しながら、さてどんな切り口で攻めようかと逡巡した。軽口が抜けるような鈴木さんの顔ではなかったのだ。2008年から毎回欠かさずのトークだから、一体これが何回目の話になるのか。それを考え、気を引き締めたことを覚えている。
それにしても、今回のトークでの鈴木さんは印象的だった。
鈴木さんの背負ってきた活動の日々を垣間見ることができたトークだった。
これまでのトークを全て録音しておけば良かったと、今では思っているのだが、今更遅い。
毎週月曜日にアップされる鈴木さんのホームページだが、毎週毎週忙しい方だな、と思うのだ。全国を飛び回って、いろいろな人と会い、話し、そして、毎日一冊の本を読んでいるのだ。恐るべきマネジメントだと思う。
そして、決まって真夜中に電話がなる。その時間の電話は、鈴木さん以外には、ない。9割は、本の話だ。読書の話だ。毎回とんでもない課題をさりげなく出される。ぼくが、「えーっと、」と口ごもる間もなく課題は決定されるのだ。
ぼくは今、その課題をクリアするために、一日二冊の本を読んでいる。これなら今年は500冊読めるかもしれない。