2019年9月7日 13:33:36

見沢さんが死んで、もう14年。

あの日も晴れていた。夕焼けがきれいだった。

書店で、「天皇ごっこ」と出会ったときのことがはっきりと思い出される。

帰宅してそれを一気に読んだ。

いろんなこといろんなこと。まったくもう。いろんなことがあったね。

おかげで40代は、見沢さん一色。劇団再生と見沢さん。いや、コトバさんも、か。

50代になり、考え方も動き方もゆっくりになったよう。

焦ることがなくなった。見沢さん、焦りすぎたんだね。ちょっとね。

重い荷物を捨て手放して軽くして、また始めようか。

あれやこれや。50歳になったときにだいぶ捨ててきたけど、もう少し。

もう少し軽くして自由に。

あと一年もすれば準備もできるでしょ。書こうか。

パソコンなんかを使い始めたから重たくなったんだ。

原稿用紙と万年筆。それしか持ってなかったのにね。

あれから14年経つのか。早いな。ほんとに早い。

考えてきたつもりが、実は考えさせられてきたんだね。見沢さんもそうだったでしょう。

あれもこれも、いいも悪いもないけれど、世間はあれやこれやで騒々しい。まったくうるさいったらない。

原稿用紙と万年筆。

それしか持ってなかったのにね。