『人間失格』太宰治
2007年7月28日 19:02:23
昨夜、脚本を書き終え、
『起て』と自分に命令した。
この『人間失格』も不意に読みたくなる一冊。
所かまわず読みたくなるので、
困りものの一冊。
出先で読みたくなると、
書店を探し、この新潮の一冊を買い求める。
なので、自宅には、『人間失格』が何冊も。
良い点は、どんな書店に入っても、
必ずおいてある、という点。
『人間失格』
太宰治
言わずと知れた、一冊。
今はどうなんだろう。
教科書で取り上げられてるのかな?
暗誦できるほど読んでも、
再読すると、
また新しい視点があったりして、
脚本を書き上げ、
強烈な虚無感と闘いながら、
夏の太陽。
いつもより多い、
31000を超える文字群で埋められた原稿用紙。
あちこちに赤ペンで校正が入れられた原稿用紙。
あちこちに落書きが描かれた原稿用紙。
一本のペンが紡ぎだした物語。
9月にはその短い命を終える。
『人間失格』を読むと、
そこに『命』が必要だということが、
ああ、
言わずもがな、か。