『謎の彼女X』植芝理一
2007年8月19日 21:28:41
いつだってそうだ。
どうにも自分の存在を不快に思う。
自同律の不快・・・
稽古場からの帰り道、
蕎麦屋で自同律を改めて考える。
存在は存在し非在は存在しない・・・
自同律、矛盾律、俳中律・・・三位一体の論理・・・
その不快・・・
しかし、鴨はうまく、食欲が少しずつ戻ってきているのを感じ、
永久機関が体内にうまれ、
新しい人間になったのではないかという仮説は、
崩れつつあり、
『謎の彼女X』
植芝理一
帰宅し、シャワーを浴びる。
伸びた髪を持て余しつつ、
洗濯物を干す。
今日は何の映画を見よう、と考えながら、
一冊の漫画。
なんというか、不思議な印象の漫画。
ラブコメといえばそうなのだろう。
しかし、
このなんというか、どうでもいいといえばどうでもいいけど、
自分では発想しなかったこの着想は、
見るべき真理であるなあ、と
哲学的考察をしつつ、
はたと、思い当たること。
30年前、自分は10歳。
その頃に感じた、あの感じだ。
あれは、今にして思えば、
自同律の不快・・・
そうだ、
よし、ちょっと、証明にはいるか!