『平和の思想』【戦後日本思想大系4】編集・解説_鶴見俊輔
2007年10月16日 22:07:21
どんどん読み進め、
読書熱と読書欲は未だ衰えず、
鈴木邦男さんからの手紙にあった一文は、
高木の読書への絶望に一筋の光を与え、
こうやって、読み進む今思うのは、
鈴木邦男さんは、慈悲深いマリアであると、
読書の希望の母である、と。
『平和の思想』【戦後日本思想大系4】
編集・解説_鶴見俊輔
本当に良いシリーズです。
いつか、誰かが、これらを読みたくなって、
調べて、検索をして・・・
そんなときに少しでも役に立てばと、
今後は、目次・概略を書いておきます。
(これまでのにも時間を見てアップしておきますが)
編集 鶴見俊輔
解説 平和の思想 鶴見俊輔
1 戦争の追体験
再読「きけわだつみのこえ」安田武
雑感 後藤弘
「難死」の思想 小田実
ガリヴァ旅行記 原民喜
われらの内なる戦争犯罪者 作田啓一・高橋三郎
前世代の詩人たち 吉本隆明
中国人の対抗意識と日本人の道徳意識 竹内好
あの人は帰ってこなかった・抄 伊藤俊江・小原こめ
私の敗戦日記・抄 白鳥邦夫
2 平和構想
人間への信頼 吉野源三郎
核兵器で平和が保たれているのか 田中慎次郎
権力政治を超える道 坂本義和
平和の論理と戦争の論理 久野収
家庭像の創造 大熊信行
民衆と平和・抄 安井郁
放射能の下で科学者は何をなすべきか 坂田昌一
不殺生戒 藤井日達
砂川から 小沢信男
声明と告白 日本基督教団
七〇年闘争に向けて提言する 宮岡政雄
ホノルルのダウン・タウンからの報告 岡村昭彦
3 戦後、平和運動の遺産
「暗い谷間」より 近藤巨士
士の床にて 久保山愛吉
人知れず微笑まん・抄 樺美智子
今も私に語る美智子 樺光子
日記 山崎博昭
弟へ 山崎建夫
抗議文及び遺書 由比忠之進
これらが書かれた時代と
これらが編まれた時代。
それは、20年の隔たりがあり、
そして、
書かれた時代と今では60年近くの隔たりがあり、
しかし、
言葉は生き続けるのです。