2008年1月1日 20:56:36

忘年会から始まった。

年末という一種の避けがたい事情ゆえ、
2時間できれいにお開きとなった忘年会。
お店側での避けがたい事情がなければ、
朝まででも、
或いは朝を越えて次の日の夜までも
飲みながら話していたのではないか。

演劇の話。

一つの舞台を作り上げる為に。

劇団という形でしか創ることができない舞台を目の前にして。
劇団員だけで創る演劇。

人類は、その団体性を維持するために
さまざまな方法とシステムを考案してきた。
共産という考え方、
民主という考え方、
倶楽部という考え方、
個人というシステム、
義務と権利という考え方、
国家というシステム、
歴史という認識、

膨大な時間を使って人類が発案し、
実験し続けているさまざまなシステム。

しかし、

劇団、という形態は、人類が考えつくしてきた
それらのシステムとは全く違う。

劇団は、どんな考え方にも似ず、
厳と立ち続ける孤独。
個人という全てを超え、
団体という個を超え、

声を嗄らし続ける。

劇団でしか創ることができない演劇。

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