『鹽壷の匙』車谷長吉
2006年4月11日 20:41:00
さて、本日3冊目は、
メインディッシュ!
まったく軽めではありません。
胃にもたれ、
健康状態が悪いと
数日は薬の服用が必要かもしれない、
ゆえに、
旨みがある1冊。
以前読んだことのある本です。
何年も前です。
ようやく消化して、
今日、
何故か、もう一度読もう、
と思ってしまいました・・・・
うん、
中毒、っていうのとはまた違う、
うん、
まあ、
いきましょう。
『鹽壷の匙』
車谷長吉
先日紹介した作家ですね。
こんな本です。
「吉祥天のような貌と、
獰猛酷薄を併せ持つ祖母は、
闇の高利貸しだった。
陰気な癇癪持ちで、
没落した家を背負わされた父は、
発狂した。
銀の匙を堅く銜えた鹽壷を、
執拗に打砕いていた祖父は、
首をくくった。
そして、
私は、
所詮叛逆でしかないと知りつつ、
私小説という名の
悪事を生きようと思った。」
そんな本です・・・・・