●実は昨日読んだ6冊●【よりみちパン!セ】
2008年3月13日 21:58:39
稽古の数時間、
見えないものを見続けて、
見てはいけないものを見続けて、
帰宅すると、
目の奥が痛む。
目と脳髄の間の、何か、筋肉みたいなものが、
予期せず、ぴくりと痙攣する。
独りになりたくて、何をしようかと考える。
映画を見ようか、
音楽を聴こうか、
画集を開こうか、
それとも、座禅でも組もうか。
一枚のアルバムを選んだ。
HollyColeTrio『Blame It On Youth』
ヘッドホンをして、ヴォリュームをあげる。
彼女の生きた生活を聴きながら、
(よし!一気にあれこれの原稿を片付けてしまおう!)
(そして、本を読もう!)
そう、決める。
上の6冊は、昨日正座をして読んだ本たち。
このシリーズに関して、
鈴木邦男さんが、自身のHPでこんなことを書かれている。
私は文学、思想と、たいがいのものは〈シリーズ読破〉したと思ったが、まだまだ世界は広い。
さらに挑戦は続くのだよ。
最近は、『はじめての文学』(文芸春秋 全12巻)を読破した。
又、理論社から出ている『よりみちパン!セ』シリーズ30巻を読破した。
これは中学生のための人生書だ。
でも深い。全く知らなかった世界も多い。とても勉強になった。
深見填『こどものためのドラッグ大全』、
田口ランディ『ひかりのメリーゴーランド』、
多田文明『ついていったら、だまされた』、
新井紀子『生き抜くための数学入門』、
小倉千加子『オンナらしさ入門(笑)』、
村瀬孝生『おばあちゃんが、ぼけた』、などなどだ。
「全巻読み』をしなかったら一生知ることのなかった本だ。
いい本に触れて感動した。
「これも早急に読みなさい!」と「平成の読書王」高木氏に言った。
「ハイ、分かりました」と言っていた。
30冊だから全部買ったら3万円位だ。
でも、〈人生〉の知恵、教養、エッセンスが全てつまっている。
3千万円の価値がある。
3千万円のものがたった3万円で買えるのだ。
買わない奴はバカだ!持ってけドロボー!
あっ、いかんな。バナナの叩き売りじゃないんだ。
でも、本当にいい本ですよ。
買ってみて、「それだけの価値がなかった」と思った人には私がお金を返します。
それだけ自信を持って薦められる本だ。
14歳くらいの読者がターゲットなのか、
漢字にはルビがふってあり、
筆致もとてもやさしく、読みやすく、分かりやすい。
それにしても・・・
知らないことばかり・・・
思想だの、哲学だの、文学だの、と、
難しそうなことを偉そうに言っている自分が恥ずかしい。
何も知らない自分。
こんなに何も知らずにこれから先どうしよう、と
不安になる。
HollyColeの歌声が、ますます自分を不安にさせる。