今日の体重は、210g●あの日、3冊●『思想の折り返し点で』『ニッポン国策慰安婦』『はじまりのレーニン』
2008年5月13日 23:32:24
『思想の折り返し点で』久野収・鶴見俊輔
『ニッポン国策慰安婦』山田盟子
『はじまりのレーニン』中沢新一
コトバには、少しずつ数時間おきに餌を与えている。
もっと食わせろ!もっと食べたい!
と、なくけれど、少しずつ。
のんびりとリラックスした様子のコトバ。
やはり、体重が気になる。
今日の体重は、210g。
少しずつ増えてきている。
もとの体重までもう少しだ。
きれいなペリットも出す。
それに、なんといっても、とてもたくさんの言葉をかわしたコトバ。
見れば、何を考えているかわかる。
丁寧に毛づくろい。
何も恐れていない、安心しきった顔。
ゴールデンウィーク、
歩き続けて、立ち寄った図書館。
ビラをもって、中にいる人に、職員の方に。
疲れていたのか、座った椅子の目の前にあった本。
目の届くところに、この3冊。
『思想の折り返し点で』久野収・鶴見俊輔
対談集。特筆することも無い、対談集。一時間であっさりと読了。
『ニッポン国策慰安婦』山田盟子
多くの資料とともに経緯が詳述されているが、感情が先走った本。
『はじまりのレーニン』中沢新一
これは、興味深く読んだ。レーニンのことなんか詳しくは知らなかった。
面白い人格。
(そこらのおっさんじゃん!レーニン)
レーニンの思想形成過程に興味を持つ。
と、4時間くらいを図書館で過ごしたのか。
あんな精神状態で、よく読書ができたものだ。
あんな精神状態だからこそ、読めたのか。
逃避読書。そうかもしれない。
唯一の逃げ道だったのかもしれない。
何時間も何時間も歩きながらの祈りは、
やはり、言葉だった。
言葉でしか祈ることができない。
祈りの感情も、言葉だ。
それに気付いたときの、自己破壊への衝動。
感情を客体化している自分への強烈な不快と嫌悪。
なぜ、感情のまま受け入れられなかったのか。
防衛本能、そんな、言葉が、頭を走る。