●4冊●『ジョークとトリック』『13歳からの論理ノート』『シャーロック・ホームズの推理学』『ヘーゲル・生きてゆく力としての弁証法』
2008年6月25日 22:42:28
大雨になればいいのに。
視界ゼロの。
世界中の水という水を頭上から叩きつけ、
大雨になればいいのに。
天上にある環境への配慮の欠片も無い呆れるほど巨大なエンジン。
混合ガソリンで唸りをあげるその巨大なジェットマシンから
噴出す巨大な水流。
そんな大雨になればいいのに。
梅雨がうっとうしいのは、その降り方のあまりの軟弱さによる。
そのあまりの無意思による。
そのあまりの女々しさによる。
巨大な雨が降ればいいと待ち望みながら本を読む。
読みながら、(もうやめたい)と何度も思う。
(もう読みたくない)と、思う。
苦しい、辛い、読めば読むほど消耗し疲労し、
読むことが耐えられなくなってくる。
(これは、罰だ)
そう、感じることの毎日。
読むことが、罰なんだ。
どんな罪を犯したのか、或はどんな罪を犯していないのか。
全ての罪を犯してきた気がする。
全ての罪を犯していない気もする。
前提がどうであれ、本を読むことは、罰。
そんな気がする。
明日は、言語道断な一粒が一粒が地表に穴を穿ち、
数え切れないその一粒一粒が
一夜に地表を破壊しつくすほどの大雨になればいい、
と望みながら、罰を受ける。
読んでも読んでも、
あの、
永遠に岩を押し上げ続ける囚人のように。