2008年7月23日 23:26:21

どの書店に行っても、文庫本のコーナーは夏商戦一色。
代わり映えのしない100冊戦略。
こんな100冊は全部読んでいます。

興味は、2冊買って応募すれば必ずもらえる商品。

『新潮の100冊』のプレゼントは、おなじみYonda?君。
トートバッグ。
いくつあっても使うし・・・今年も応募。

そういえば、新潮文庫はほぼ全部読んでいて、
三角のマークを集めて送るともらえるグッズは、全部持っています。
文豪ウォッチとか文豪カップ&ソーサーとか、
使わないのにたくさんあります。

一方角川。
こちらは、今年もブックカバー。
携帯で応募できるので、「ケロロ軍曹」ブックカバーを。

両方とも、秋が近づき、忘れた頃にやってくるのです、例年。
今年もそうでしょう。

プレゼント獲得のためだけに買った4冊。
ノルマの糧になるように、そしてなるべく安いのを、と。

この機に読み直してもいいかなあ、と思ったのが、
『潮騒』『不思議の国のアリス』『変身』

ノルマのために安くてすぐに読めそうだったのが『探偵倶楽部』

読み直した3冊は、さすがに良質の作品。
気持ちがよい作品。

ノルマの一冊は、ぐだぐだで一時間半を苦痛にもだえつつ。
登場人物の顔が誰一人見えない。誰一人生きていない。
全員、性質が破綻していく。物語に瑕疵がありすぎる。
技巧に凝ってだめだめ。伏線がその仕事をしていない。

頭を暴力的作品でぶん殴られたので、
あわてて【現代日本思想大系】を手にしたのでした。