『愛情省』見沢知廉
2008年9月5日 22:23:41
見沢さんに会った。夢じゃなかった。
朝、車を運転しているときに、話をした。
どこかにいた見沢さんと。
いろんな話をした。コトバの話をしたら、見沢さんが喜んでいた。
俺も飼いたかった、と言っていた。
芝居の話もした。俺も脚本を書きたかった、と言っていた。
阿佐ヶ谷ロフトの話をした。俺も出たかった、と言っていた。
鈴木さんに拳銃をもらった話をした。
いいなぁ、と言っていた。俺には、くれなかった、と言っていた。
本をたくさん読んでいると話した。
俺のほうがたくさん読んだ、と見沢さん。
12年間で5000冊は、読んだ、と言っていた。
今年は、500冊読みます、と話すと、いいなぁ、と言っていた。
今も本を読んでますか、と聞くと、
見沢さんは笑って、本よりも凄いものを読んでいる、と言っていた。
それが何かは、教えてくれなかった。
そこに行かないと読めないものらしい。
そこに行きたい、と言うと、来るな、ときっぱり言われた。
鈴木さんが劇団員になったんだよ、と言うと、俺も劇団をつくりたいと言っていた。
鈴木さんは、長兄なんだよ、と話すと、弟、と言われた。
おふくろが心配なんだ、と言っていた。
見沢さんと会った夕方、見沢さんを読んだ。