●724●『愛情省』『日本を撃て』『魂とは何か さて死んだのは誰なのか』
2009年4月27日 23:39:33
またやってしまった腱鞘炎。
腱鞘炎になると肩凝りがひどくなる。多分、
体がどこかをかばおうとするのか、右側がえらいことになる。
腱鞘炎に肩こりはつきものだ、と知らん顔できるものでもなく、
その肩こりの不快感たるや、言語に絶する。とても言葉で言い得ない。
いや、きちんと言葉を並べ立てることはできるのだろうけれども、だからどうした、という話で。
左右平等同じように肩こりすれば、肩はこれども不快感はそれほどでもない。
それがどちらか一方大体右側、右利きゆえに使用頻度が高いのか、大体右側、
腱鞘炎も右手首。必殺技を手に入れた。
こないだロフトで入手した青竹。ぽつぽつと突起のついた青竹ふみの青竹。
これにタオルを巻いて枕にすると具合がいい。
ということで、最近の枕は青竹踏みようの青竹。難点が一つ。
本来の目的の青竹が、ない。もう一つ買うか。それにしても、
腱鞘炎。痛い。いろんな拍子に痛い。
まず、箸で食べ物を口に運べない。
口の手前での手首の回転に腱鞘炎がストライク。
あの回転が一番痛い。ご飯が食べられない。もちろん食べるけれども、痛くていらつく。
左手にスプーンを持ってチャレンジしたけれども、どうにも
具合が悪い。まったくもう・・・
薬を塗って、動かないようにがっちりと固定すれば楽は楽だけれども、
キーボードを打つ事も、日本を撃つ事も、不自由を感じる。
もちろん、撃つ為の火器万年筆を自由に使えない。
腱鞘炎のやつめ!
そうだ、踏むための青竹だ。
池袋のロフトに行くか、いや、それだけのためにいくのもなんだ。
通販か、いや600円くらいの青竹に送料1000円払うのもなんだ。
ついでがあればいい。ついでをつくるか、いや、本末転倒。なんだかんだぶつぶつ言いながら、
今日も真夜中。
外は雨、ではない。本を開く。
『愛情省』見沢知廉(197)
『日本を撃て』見沢知廉(271)
『魂とは何か さて死んだのは誰なのか』池田晶子(256)
ここ最近のばたばたで睡眠時間をかなり削られている。
いろんなことの対応に時間を割かれ、それは、
腱鞘炎の痛み以上にいらつく。
ふざけんな! と降らない空に毒づき、制限速度でバイクを走らせる。
ならば、こんな歌はどうか。
どんよりと
くもれる空を見てゐしに
人を殺したくなりにけるかな
そして、
何事も金金とわらひ
すこし経て
またも俄かに不平つのり来
真夜中。本を開く。啄木も真夜中、本を開いた。
寝つつ読む本の重さに
つかれたる
手を休めては、物を思へり。
新しき本を買ひ来て読む夜半の
そのたのしさも
長く忘れぬ
と歌いつつ、
本を買ひたし、本を買ひたしと、
あてつけのつもりではなけれど、
妻に言ひてみる。
なんとも、啄木、笑いながら、「ここ」も真夜中。