●1638●『絢爛たる流離』『黒地の絵』『鉄道員は見た!』『だから山谷はやめられねえ』『かつどん協議会』

2009年6月10日 22:12:04



昨夜からひっくり返り、寝るか本を読むかの時間。
昼頃出かけた。無為の時間を耐えなければと心に決め、駅前で鞄をのぞくと、

本が無い!
大失態だ。全集のいくつかを必ず鞄に入れていたのに・・・
入ってなかった・・・
大失敗だ。

駅前の書店を覗く。吟味している時間はない。
難しい本を買っても仕方ない。
読むべき本は自宅に山積みだ。
どうでもいい本にしよう。活字が大きく読みやすく、ページを稼げる本にしよう。
と、適当に5冊を手にした。

あっさりと読み終えた。
ページ数にすると、1600ページを越えている。
普段全集ばかりを読んでいるからか、一冊読むのがあっという間だ。
そして、頭や心に残ることもなく、残像もあっという間に消え去り、次の一冊。

(どうでもいいや、今日はページ稼ぎに徹しよう)

腹をくくるとこんなに簡単に読めてしまう。
こんな感じの本ならば、多分月に100冊というのも可能だろう。
無駄金を使う覚悟ならば可能だ。

だからと言って今日読み終えたこれらの本がつまらないというわけでは全然無い。
松本清張は大好きだ。
鉄道員の話も山谷の話もドキュメントとして楽しく読んだ。
原宏一作品も好きと言えば好きだ。
だから、手にして買って読んだ。

こんな日もあるか。

『絢爛たる流離』松本清張(414)
『黒地の絵』松本清張(502)
『鉄道員は見た!』難波とん平(231)
『だから山谷はやめられねえ』塚田努(269)
『かつどん協議会』原宏一(222)