●1517●『柳宗悦集』【近大日本思想大系24】『世界教養全集8』『世界教養全集16』、そして読書代行サービス開始!
2009年7月17日 20:34:00
舞台のことばかり考えている。それしか考えていない。
と、ここにも良く書いている。その通りだから仕方ない。
これまでの作品以上に、密度濃い舞台創造への思考。
それが何に由来するのかわからない。わからないけれども、これまで以上に、
のめり込んでいる。
ずっと、
もう20年も言葉の無限性を信じ、それを唯一の足がかりにして脚本を書いてきた。
その唯一の足がかりを信じるしか、手がなかった。
「言葉の無限性」
今だからこうして言葉にすることができる。
けれども、
ずっと、
その一言さえ言うことができなかった。
言葉にすることが恐かった。ただ、恐かった。恐怖ゆえに信じていた。
今、こうして舞台を創ることにのめり込みながら、
言葉の無限性を拡張することに興味が出てきた。興味、というよりも、
「そっち」に行くのもまあいいんじゃないかと、劇団員を見ながら思うようになった。
言葉の無限性を拡張していき、その果てにあるものが、実は見えている。
見えているけれども、その行き着く道程を楽しみたい、と言うのが本音か。
苦笑しながら、言葉の無限性が拡張していくのを見る。
と、書くことさえ苦笑失笑。
さて、一本の脚本を書き終わり、これまで味わい続けてきた空虚や空ろ、絶望に悔悟、
そんな感慨も一夜明けきれいさっぱり。
稽古場に咲く破廉恥な濃密を味わいつくしながら、次の一枚目の原稿が目に浮かぶ。
いろんなのを書いてきたな、と思う。いろんな人を俎上にあげ、
切り刻み、こね回し、またペンを突き刺し裁断してきた。
いろんな物語を作ってきた。さあ、次の一枚目だ。
青春物語でも書くか。
似合わないと言われながらも。
『柳宗悦集』【近大日本思想大系24】
(444)
『世界教養全集8』
(484)
『世界教養全集16』
(589)
今から20年ほど前、「本を読むこと」を仕事にしていた。
ある上場企業の重役さんに頼まれて、本を読んでいた。
読んで、レポートを出していた。
キーワードだけのこともあったし、詳細な分析をしたものもあったし、
概略だけを抽出したものもあった。
その方の要望にそってレポートをだした。
その方は、企業重役だったのだけど、文化人やマスコミ関係者と交流が深く、
いつもいろいろな方から新刊を贈呈されていた。
ぼくは、主にそれらの贈呈本を読んでいた。
一週間に一度レポートを出した。緊急の時には、翌日には出した。
週に4万円〜5万円ほど頂いていた。
と、友人と話して盛り上がり、もう一回やってみるか、とHPを立ち上げ。
いつもの友人K&K氏がHPを作ってくれた。
この高木ごっこ連続1000日プログラムを仕掛ける彼らだ。
『読書代行』サービス
さて、楽しみがまた一つ増えた。
『柳宗悦集』【近大日本思想大系24】
(444)
編集・解説/鶴見俊輔
宗教的「無」
宗教的時間
存在の宗教的意味
神の愛と救ひとに就いて
思想家としてのブレーク
木喰上人発見の縁起
一遍上人
仏教と悪
妙好人の入信
妙好人の辞世の歌
神と仏
心偈
朝鮮人を想ふ
朝鮮の友に贈る書
彼の朝鮮行
朝鮮の美術
失われんとする一朝鮮建築のために
雑器の美
「工芸の道」緒言
工芸の美
工芸美論の先駆者に就いて
「茶」の病ひ
利休と私
日本の眼
蒐集に就いて
蒐集の弁
民芸館の蒐集
美の法門
『美の理解』水尾比呂志
『日本人の朝鮮観』幼方直吉
解説・鶴見俊輔
年譜・参考文献
『世界教養全集8』
(484)
『論語物語』下村湖人
『聖書物語』H.ヴァン・ルーン / 山室静訳
『世界教養全集16』
(589)
『人間の歴史』M.イリーン / 八住利雄訳
『世界文化小史』H.G.ウェルズ / 藤本良造訳
『歴史とは何か』G.チャイルド / ねずまさし訳