『革命家・北一輝』『アメリカ・インディアン』『色彩』『宝石の歴史』『R62号の発明・鉛の卵』『岩崎弥太郎と三菱四代』『創るセンス 工作の思考』『ん―日本語最後の謎に挑む』
2010年3月9日 22:56:32
読むか、書くか、死ぬか
原稿用紙には少しずつ言葉が目覚め始め、
万年筆は、ぼくの武器として日毎、自身の力を増し、
驚くほどの信頼関係が築かれようとし、
インク瓶に満たされているインクは、出番を今かと青黒く充ち、
書く手を休めるな、と一本書き終え上演を待っている今もこうして夜毎書き続け、
どこまで休まずに書き続けられるか、約束の日がない毎日に書き続けられるか、
読むか、書くか、死ぬか、
それにしても、だ、
健康第一。
眠ったほうがいいに決まってる。
わかってる。言われなくてもわかってる。自分が一番わかってる。
ただ、
読むか、書くか、死ぬか、寝るか、じゃ語呂が悪すぎる。
リズムの悪い台詞は、嫌いだ。そんな台詞は絶対に書かない。
もちろん、あえてリズムを崩すことはある。それは、ただの効果だ。
リズムの悪い台詞を聞かされる身になると、書くほうの恐怖も増大するというものだ。
読むか、書くか、死ぬか、
どうしても、寝る、が選択肢には入ってこない。