『孔子・孟子』【世界の名著3】・『フロイト』【世界の名著49】・『レヴィナス入門』『倫理と無限』『「あなた」の哲学』

2010年6月30日 21:41:38

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助けてくれ。
もう本なんか読みたくはないんだ。
ほらみろ、言わんこっちゃない、また発熱だ。
高熱に本を読むことほど疲労することはない。

もういいんだって。

「論語」を読んだ。
何度目の「論語」だかわかりゃしない。
読めばやっぱり面白い。夢中になる。
そして、これまでに読んだ「論語」の中では、この【世界の名著】が白眉だ。
読み易さという点においてもそうだけど、
独特の解釈、そして自信をもって新解釈を提示するその姿勢。

「孟子」も同様だ。
何度も読んできた。
「論語」も「孟子」も始めて読んだのは、もう30年も前だ。

全集を手当たり次第に読んでいく。
順番に読んでいるわけではない。適当に積んである。
それを上から順に読んでいるだけだ。
手に当たったのは、フロイト。

フロイトかぁ、と思いながらも読み始めるとやっぱりおもしろい。
その訳の素晴らしさ、読みやすさ。
「精神分析学入門」は、入門とあるだけに、まさに入門書。
フロイトが講義で話した内容が、案外そのまま起こされている。
だから、読みやすい。
目の前にフロイトさんがいて、しゃべっているようだ。

にしてもだ、本なんか読みたくはないんだ。
もう読みたくないんだ。
時間と言う時間を読書に潰し、
ベッドにはいっても読み始めるといつまでも読んでしまう。
外まだ暗き明け方、ふと目を覚ますと、
本でも読むかと、そのまま起きてしまう。

健康にいいはずがない。もう読みたくないんだ。

『孔子・孟子』【世界の名著3】
『フロイト』【世界の名著49】
『レヴィナス入門』熊野純彦
『倫理と無限』エマニュエル・レヴィナス
『「あなた」の哲学』村瀬学

全集を崩していきながら、
力をいれて読んだのは、レヴィナス。現代哲学という分野か。
これから書こうとしている脚本への示唆が大きい。
先日不意に出会ったレヴィナス。
こうなるともう止まらない。
レヴィナス全部を読むしかない。
そうしないと意見も反論も批判も同調もできやしない。

困ったもんだ、

本とに、もういいんだ。読みたくないんだ。

『孔子・孟子』【世界の名著3】


責任編集/貝塚茂樹

孔子


「論語」貝塚茂樹 訳

孟子


「孟子」貝塚茂樹 訳

『フロイト』【世界の名著49】


責任編集/懸田克躬

フロイト


「精神分析学入門」懸田克躬 訳