『天才数学者たちが挑んだ最大の難問』著/アミール・D. アクゼル_訳/吉永 良正
2006年12月20日 18:59:17
「忙しい」と言わない宣言をし、
それを忠実に守り、数日・・・
全く、なんにも、変わりません。
「忙しい」と発語するだけのカロリーを節約は
できているかもしれません。
コトバの奴にべったりで、
今日は、新しい止まり木を作ってみました。
コトバは、警戒してか、まだその止まり木に止まってはいません。
『天才数学者たちが挑んだ最大の難問』
著/アミール・D. アクゼル_訳/吉永 良正
数学書のようですが、
実は、そうでもありません。
副題は
『フェルマーの最終定理が解けるまで』
大体、わかりますね。
あの難問、フェルマーの最終定理が解かれるまでの
数学者たちの戦いを描いています。
ちょっと長くなりますが、紹介を。
「『X~n+Y~n=Z~nは、nが2より大きいとき、自然数解を持たない』
―17世紀のアマチュア数学者ピエール・ド・フェルマーは、
本の余白に数行のメモを書き残した。
これこそが、のちに
“史上最大の難問”と呼ばれ、
数学者たちを悩ますことになった「フェルマーの最終定理」である。
その後何世代にもわたって、
有名無名の数学者たちや数学ファン、
さらにはコンピュータまでもがこの定理の証明に挑んでは退けられ、
いつしかこの定理は、
解決できないものの代名詞になっていた…。
だがついに、フェルマーの最終定理が解明される日がやってきた!
栄光をかちえたのは、
プリンストン大学数学科のアンドリュー・ワイルズ教授。
しかし、その成功の陰には、
悲劇的な最期をとげた日本人数学者、谷山豊をはじめ、
多くの数学者たちの欲望と挫折のドラマがうずまいていたのである。
フェルマーの最終定理が解明されるプロセスを軸に、
古代バビロニアから現代にいたるまでの数学と
その歴史の面白さを綴った全米ベストセラー、待望の邦訳。」
一気に読めますよ。
数学が嫌い!!!、な人も、
この物語には、引き込まれるはずです。
たった一行の方程式に人生の全てを賭けてきた人々の物語。
ロマンと栄光。
挫折と次の一歩。
ほんとうにおすすめの一冊です。