『気晴らしのない王様』著/ジャン・ジオノ 訳/酒井由紀代
2006年3月17日 08:56:00
さて、私用でこの数日多忙を極め、
このブログも更新出来ませんでした。
私用・・・まさにワタクシゴトです。
この数日・・・3月10日くらいから3月15日あたりまで。
多忙・・・まさに、多くの心を亡くすほどに。
極め・・・その極みにまで。
と、まあ、このブログも毎日更新している訳ではないのですが、
劇作家高木は毎日本を読んでいます。
全部を紹介できるといいんだけれども、
その時間がないんだよね。
ということで、今日の1冊。
『気晴らしのない王様』
著/ジャン・ジオノ 訳/酒井由紀代
ジャンル訳をあえてすれば、
ん・・・童話かな?いや、違うなあ。
やっぱり小説かなあ。
では、早速帯文を。
「村人が次々と消えてゆく・・・
プロヴァンスを舞台に、
鮮烈な文体で描かれた詩情豊かな物語。
人間の深い哀しみと豊穣なセレモニーが織りなす
感動的な世界」
まさにそのとおりです。
もう一度。
まさにその通りです。
19世紀小説のロマネスク、
ミステリの楽しみ、
悪漢小説の雰囲気、
アメリカ文学のスパイス、
ヌーヴォーロマンの斬新さ、
ああ、
時代も地域もジャンルも超越しています。