読書劇『青春の墓標』チケット予約受付中
2012年2月15日 22:26:31
ぼくがこの一冊の本『青春の墓標』を読んだ時に見た画を
もう一度、見ることができるだろうか。
方法もセオリーも約束事もない。ただ、それを描くだけだ。
「囚われの鳥を解放せよ!」と寺山さんは、叫んだ。
囚われの鳥、とは、言うまでもない、あなたのことだ。
方法を熟知しそれを駆使することに快感と達成感を覚えるあなたのことだ。
セオリーを後生大事に守り抜き自己快感に浸るあなたのことだ。
約束事が初めに有りきとその美学に真の美を見ていると錯覚するあなたのことだ。
さて、ぼくの仕事は何だ。書いたし、それと同時に演出も終わっている。
最大の仕事は、約束の日まで生き延びることか。生きてさえいればいいんだ。
その日まで、ぼくが生きていれば、この、あれは、成立するだろう。