『異端の数ゼロ』著/チャールズ サイフェ_訳/林 大
2007年2月3日 22:06:05
夜、友人達と焼肉を。
友人T君と男Sやん。
焼肉を食べながら、バカ話に笑い、
とても楽しい3時間を過ごしました。
仕事の愚痴を話す者など一人もいない。
自分だけの世界に閉じこもる奴などいない。
生真面目に建設的な意見を語るものなどいない。
ただ笑い、
ただ食べ、
菅原文太の真似をして、
『異端の数ゼロ』
著/チャールズ サイフェ_訳/林 大
いい表紙でしょ。
綺麗な形、
ゼロ。
ゼロの物語です。
数学書というよりも、
ゼロの歴史、ゼロの思想史、ゼロの楽しみ方、
なんて事が書いてあります。
「本書は、史上もっとも危険な概念―ゼロの“伝記”である。
バビロニアに生まれたゼロは、
そのなかに潜む“無”と“無限”ゆえ、
人類の知的営為を揺るがしてきた。
ゼロは、古代ギリシアの諸賢によって禁じられ、
キリスト教世界では異端視された。
パスカル、デカルト、ニュートンらの業績の裏には
常にゼロの問題が潜んでいたが、
その脅威は、科学が進歩を遂げた現代でも変わりはない。
ゼロを追放しなければ、
一般相対性理論の無限大問題は解決できないように。
歴史を通じて排除の対象でありつづけたが、
消えることはなかったゼロ。
有用でありながら、
多くの矛盾や論理の崩壊をもたらすこの概念の全貌を、
まったく新しい切り口で描くポピュラー・サイエンス」
まさにそんな内容の本です。
とても楽しめました。
また読むでしょう。
そして、
今日数時間を共にした、彼らとも、
また、
楽しい時を過ごせるでしょう。