『デカルト』【人類の知的遺産32】・『ホテルブラジル』『ドストエフスキー』『前置詞がわかれば英語がわかる』『DR JEKYLL & MR HYDE』『RETURN OF SHERLOCK HOLMES』
2014年9月1日 22:06:44
忙しいのかどうなのかよくわからない日々
やることがあると言えば、確かにある
そもそも、あと3週間もすれば稽古が始まると言うのに、脚本がまったく進んでいないのだ
だから、書けばいいのだが、筆が、進まない
自分でもほとほと弱っているところではある
だから、決して暇ではないし、けれども、書いていないのだから、忙しくもない
書かねばならないと四六時中思っているものだから暇な感じはしないのだが、
実際に書いていないのだから時間を持てあましたりもする
ほんとにちょっと弱っているのだ
そして、稽古に入る前にあれこれと、ある
まずは、9月7日の見沢さんと見沢ママの法要
多くの関係者の方が参列される
世話人代表という重責がじわりじわりと押し寄せてきているのも確かだ
もう今からあれこれと緊張していたりもする
そして、9月24日の『エロチカ・ジャポネスクvol.10』
普段創ることのない、いわゆるイベントというものの演出
そう、これは照準機関としての仕事ではない
演出家、という仕事だ
そのプランはすっかりできている
イベントなのだから主催者サイドと打ち合わせねばならないことは多いが、その辺は年の功でカバーだ
そんなことをしているうちに稽古が始まる
照準機関という存在であり、法則だ
脚本がまったく書けていないが、このまま、メモ程度の脚本で稽古に入ることになるのだろうか
それはそれで、きっと大きな問題ではないはずだ
ぼくの仕事は照準することであり、数十日間を照準し続ければいいだけの話だ
幸いなことにぼくはカラフルな絵の具を取り揃えている
ピカソにもルノアールにも負けない、それ以上の絵の具があるんだ
そして、9月がいつの間にか去りゆき、10月が怒涛に流され、11月に死んだふりをし、
12月に息絶え絶えに生きながらえ、1月に打ち震え、2月におののき、3月に喜びの春を歌い、
4月に痛みを覚え、5月に人を悼み、6月に二十歳の賛歌を泣く
いずれ止まってしまうこの生だ
照準し続けることの巨大さを打ち付けてやろうじゃないか