『岸上大作全集全一巻』
2014年9月25日 22:18:07
次回作品の発表は、10月末
読書劇『岸上大作全集全一巻』
奥浩平『青春の墓標』
高野悦子『二十歳の原点』
そして、
この『岸上大作全集全一巻』で読書劇「学生運動」が完結する
奥浩平、高野悦子、という両名に比べたら、確かに認知度は低い岸上大作
ネットでは、こんなことが書かれている
ぼくは、問い続けてきた
「今、ぼくが死んだら、世界は何か変わるだろうか?」
そう問い続けてきた
10月の作品で一つの「答え」を出すべきなのだろうが・・・
しかし、その答えは、一つの「作品」とは対極に位置するものなのだ
ということは、
その答えをはっきりと提示するには「作品」という形を成すことができず
「作品」という形を創りあげれば、その答えは曖昧になってしまうのだ
日本の学生運動というものを考え続けてきた
その結果としてのぼくの答えははっきりとある
それを創るために多大な労力を費やし、目に見える「画」を書いてきた
その画が答えとしてそこに立つならば、
「作品」としての形態は必ず失われるはずだ
見沢知廉を考えることの一つの方法としてぼくは学生運動を考えようと思った
そして、「青春の墓標」に取り組んだ
懐かしい
「二十歳の原点」ではっきりとぼく自身に「学生運動」の何たるかを提示した
大好きな作品になった
そして、多くの鑑賞者の方々にも同様の声をいただいた
完結編、と、確かにいう事ができるだろう次回の作品
その作品は、その多くの方々、そしてぼく自身を、失望させるだろう
なぜなら、今、ぼくは、「作品」よりも、「答え」を出そうとしてるのだから