劇団アプラオス 第十二回公演【七年宇宙即身仏】

2006年6月2日 12:00:00

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写真

公演日 2006年5月18日(木)〜21日(日)
会場 高円寺 明石スタジオ

少年探偵の元に届いた手紙には、一行、
・・・・・これから、まいります・・・・・
手紙を残して、彼女が消えた。
少年探偵は《戻の家》に辿り着く。
《戻の家》の不浄の間。
そこで、
少年探偵は、赤を、見る!!!

「日常と非日常、秩序と無秩序、中心と周縁」
その狭間に引かれた境界線。
その上を危うげに歩くこの世のものではないモノ
「死んだものは、帰ってこない。
生きているものは、
生きていることしか語らない」

この世のものではない者が言語道断の気を吐く。
『人間』という登場人物が叫びつづける。
「宗教が人を救った歴史なんかない!」

無数の銃口は、誰に向けられるべきなのか?
閉ざさなければならない扉は、どこにあるのか?
開かれた地下室に差す光は、何を捉えるのか?

アプラオスが叩いた「哲学演劇」の扉、
その2枚目の扉が開かれる。