5年ロス? いや、ただの疲れか
2017年7月6日 00:15:22
5年間、高野悦子さんの命日あたりに、
同じ俳優、同じスタッフ、同じ脚本、同じ演出で上演してきた「二十歳の原点」。
これで終わり、と宣言してみたが、実は未練タラタラ。
でも、宣言したからもうやっちゃダメなのか。
でもさ、世の中、解散したり再結成したり、期間限定でやいやいしたりしてるじゃないか!
と、劇場をあとにして1日ぐずぐずしていたが、
目の前に仕事があったり、
珍しく人と約束があったり、
舞台を観たり、
父の三回忌を出したり、
人と別れたり、
長いお別れをしたり、
ガード下では目の見えない男がハモニカ吹いてる盲目の人生ですがなぜかまだ生きていたいと書かれた段ボールの横で、と一週間も口ずさみ続けたり、
二十歳の原点にありがとう
君にありがとう
あなたにありがとう
お前にありがとう
あなたに、あなたに、あなたに、一人ひとり、きちんとお礼を言わなきゃ、と、でも誰にも言えずに引きこもってみたり、
5年間のくそったれめ! と寺山を気取ろうと叫んでみて、その後を続ける才能の無さに笑ってみたり、
大学にでも行こうかな、と資料を集めてみたり、
いや、どうせなら海外に移住するかとポーランド語のテキストをアマゾンで注文してみたり、
そんな一週間を過ごしているうちに、7月。
さよなら6月。