『名探偵のコーヒーのいれ方』 著/クレオ・コイル_訳/小川敏子
2007年5月27日 00:49:28
稽古から戻り、
どうにも自由自在に動かない肉体を
「ふむ」と眺め、
書きかけの原稿の前に座る。
万年筆のキャップを外すが、
一文字が書けない。
「うん」と肯いてみて、
そうだ、音楽だ、と、
パソコンからプレイヤを立ち上げ、
シャッフルでかけてみる。
一曲目が、
脱力ものの・・・「愚か者」・・・
うーん、マッチからか・・・
と、入力する手を休め、
2曲目を待つ。
「いちごジャムの作り方教えます」・・・
もういいや・・・
名探偵のコーヒーのいれ方
著/クレオ・コイル_訳/小川敏子
と、これも脱力の表紙。
かわいいのかそうじゃないのか。
それはさておき、
推理小説です。
ところどころに、おいしいコーヒーのいれ方が
書いてあったりします。
何が狙いなのか全然わかりませんが。
内容ですね。
「老舗コーヒーハウス
味と謎解きならおまかせください。
完璧なコーヒーをいれたいなら、絶対に手を抜いてはだめ。
そして事件の謎に立ち向かう時も—-。
NYの老舗コーヒーハウスを切り盛りするクレアがその朝、
店で発見したのは、
芳ばしい香りでなく階段から転落した店員の姿。
警察は事故と判断したが、
不審に思ったクレアは捜査に乗り出し……!?
エスプレッソに焼きたてのお菓子。
こだわりの味を守る老舗店を舞台に、
焙煎したての満ち足りた香りが漂うミステリシリーズ第1弾!」
ほうほう、第一弾なんだ。
続編があるってことね。
まあいいや。
うーん、そりゃそういう内容です。
そうなんだけど、
どうもね・・・
おもしろいんだけど、
次の単語を読ませないというか、
次の行を、次のページを読ませないというか、
翻訳が悪いのかなあ。
まあ、ありきたりの内容だけれども、
だから、漫画のようにさらっと読めることを
望んでいたのに、
次に進まない。
うん、翻訳だろうな・・・
このまずさは・・・
はい、3曲目は、「夢先案内人」