西郷隆盛『南洲翁遺訓』解説/猪飼隆明
2007年5月30日 02:16:59
右膝の周りは、内出血で真っ黒に。
触るとぷよぷよ。
なかなかの感触なので、
包帯を付け替えるときに
指先でつついていると、
そこだけ、色が変わってくる。
内出血の血液が集まってきたのか、
または、離れていったのか。
さて、
病院の待ち時間に読み終えてしまった一冊。
西郷隆盛『南洲翁遺訓』
解説/猪飼隆明
以前に別の方の解説で読んだことがあったけど、
やっぱ、凄い!
大西郷!
まあ、プラトンに対するソクラテスなんだけど、
こんな話を大西郷から直接聞いた人は、
どう思ったんだろうな。
待合室で読みながら、
そうだ!と、思う。
何が、そうだ!か。
何もかも、だ。
そう、思想書であり、
哲学書であり、道徳指南であり、自戒の書であり、
やはり、遺訓であり、
そして、上出来のエッセイであり、
濃い小説でもある、一冊。
こんな紹介が出ています。
武士道精神を貫く西郷隆盛の真骨頂!
人々を感動させた言動は今も生きる明治新政府への批判を込めた
西郷隆盛の言動を書き留めた遺訓。
武士道精神に貫かれた西郷は国家や為政者のあるべき姿を示し、
社会で活躍する心構えを懇切に説いてやまない。
天を相手とした偉大な助言は感動的である。
うーん、原本が見てみたいなあ。
残ってるんだろうなあ。
探してみるかなあ・・・
やはり、真夜中。
膝は曲がらず、
タバコが少し、疎ましい。