『チェブラーシカ』著/エドゥアルド・ウスペンスキー_訳/こじま ひろこ_文/やまち かずひろ
2007年12月2日 00:52:19
発熱。
どうも、熱がひかない。
昔から、
理想的なあり方を思考し始めると、
発熱していく感じがする。
それは本当、かどうか、因果関係は分からないけれども。
いつも大体100年先を一つの目安として考える。
100年先の自分。
100年先のあなた。
100年先の自分がそこにいるであろう、
そこを取り巻く思想。
100年先の演劇。
100年先の文学と言葉。
夢見る言葉の千年王国。
見たこともない巨大な言葉。
見たこともない果てしない表現。
見たことのない禁じられてきた全ての関係。
そうやって、次の舞台が出来上がっていく。
結局、読むか、書くか、死ぬしかないじゃないか。
『チェブラーシカ』
著/エドゥアルド・ウスペンスキー
訳/こじま ひろこ_文/やまち かずひろ
書店で目が合った本。絵本。
有名なチェブラーシカ。
どうにもこやつにシンパシーを感じてしまう。
こぐまだか、
こざるだかわからない風体のチェブラ。
さあ、この先どうやって紹介しようかと、思案。
ことこの絵本に関しては、
内容を具体したら価値の大半を失いそうで、それは、やめる。
帯の言葉や出版社の宣伝文句を紹介しても、また同じ。
なので、
チェブラの公開されているプロフィールを。
「チェブラーシカ」
・南の国からやってきた不思議な動物。
・電話ボックスの家に住む、好奇心旺盛ながんばり屋さん。
2行か・・・
突っ込みどころ満載のプロフ。
そうそう、もう一つ、情報。
この絵本はロシア発。
そこが一番のキーなのかもしれないな。
ロシアでこの絵本が生まれた。
ロシアでこの物語が描かれた。
と、いうことが、一番のドラマかもしれない。
激動のロシアの歴史。
夢と現実のまさに狭間で生きざるを得なかった人々。
夢想を現実に置き換えることに長けた彼ら。
それを芸術に昇華しえた彼ら。
ぼんやりとチェブラーシカを眺めつつ、
広大なあの大地を思う。
北。
そして、100年先の、また何かを夢想し始める。