『愛国者の座標軸』鈴木邦男

2008年1月1日 21:00:00

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先日、鈴木邦男さんご本人からいただいた本書。

8年間、休むことなく毎週、
自身のHP『鈴木邦男をぶっとばせ』に掲載されてきた
『今週の主張』がその元になっています。
HP上で読んでいた記事も多かったのだけれども、
改めて読んだりしました。

というか、
目次を見ると読みたくなるんだよね。
で、ランダムに目次を抜粋。


「私の言う通りでした、『国賊征伐隊』の正体は」
「人質が全員帰ってきた今だから言えること」
「週刊誌は怖い。封印していた『事件』までが暴露された」
「これが革命だ。JR東労組の松崎明さんと対談してるぜよ」
「大変だ。事件だよ。警察だよ。新年早々・・・」
「二つの放火事件」
「重信房子さんに判決-革命と民族と歌と」
「いいじゃん。『君が代』の替え歌だって」
「やられた人でないと分からんよ。放火の恐怖は・・・」
「やはり『噂』は本当だったんだ」
「公安はもう必要ない」
「首都騒乱!政府転覆!」
「元気です!『アンダーワールド』な人たち」
「私も『自由の女神』になっちゃいました-ニューヨーク・レポートその3」
「スパイは悲しいやね」

と、こんなにそそるのが並んでいます。

どきどきしながら、
独特の口調に乗せられながら、
笑ったり、考え込んだりしながら。

思うのは、やはり生きてきたという事実。
ただ、それしかない厳とした事実。
それ以外にない事実。

誰も同じ真似はできないけれども
誰もが同じことができる。
そんな質量をもっている鈴木邦男さん。

ただの読書好きだった自分に一つの指針を与えてくれ、
「読書」を考えることを考えるという愉悦への道を開き、
ひょうひょうと闊歩する鈴木邦男さん。