2007年12月31日 23:03:34

「田中義三君の一周忌と遺稿追悼集出版記念の集い」が行われました。
あれから一年・・・。
その末席に参列させていただきました。
前日に「正面の題字を書いてほしい」と
なぜか自分にお声がかかり、ありがたく書かせていただきました。

12月22日、小雨煙る早稲田。
会場にはたくさんの方が参列され、
生前、親交のあった方々がごあいさつをされ、
人柄を偲ぶ集いでした。

一周忌にあわせ出版された遺稿集。

多くの方が寄稿されています。
まえがきは鈴木邦男さんが書かれています。
50人を超える方々が言葉を寄せられています。。
そして、田中義三さんの原稿もたくさん収録されています。

そのどれを読んでも浮かんでくるのは、
生前の田中義三さんの笑顔。
誰もがひきつけられてしまう、笑顔。
世界を呼び寄せてしまう、笑顔。

笑顔の王様。

生前お会いしたことはないけれども、
とても身近に感じ、
「一年か・・・」と。

1月1日未明の逝去。
あと数時間で一年が経つ。
僕は、目を閉じるだろう。
写真でしかお会いできなかった彼に。
目を閉じて、笑顔に会うだろう。

田中義三プロフィール(遺稿追悼集より抜粋)

1948年7月23日
三沢市にて出生。

1968年4月
明治大学政経学部部入学。
社会主義学生同盟に加入。

1968年10月20日
防衛庁占拠闘争で逮捕。

1969年
赤軍派結成に参加。

1969年10月
本富士署襲撃闘争に参加。

1970年3月31日
ハイジャックで朝鮮民主主義人民共和国に渡る。

1996年3月24日
カンボジア・ベトナム国境検問所で
アメリカ財務省シークレット・サービスにより拘束。
同年3月27日 タイへ移送。
同年4月11日 タイ検察が偽ドル事件で起訴。

1999年6月23日
偽ドル事件「完全無罪判決」を勝ち取る。

2000年6月28日
30年ぶりに日本に帰国。
「ハイジャック事件」で逮捕、起訴。

2003年4月30日
東京高裁で控訴棄却判決で懲役12年確定。

2003年9月
熊本刑務所に収監。

2006年11月21日
末期癌のため大阪医療刑務所に移送。

20006年12月15日
刑執行停止、千葉の病院に移送。

2007年1月1日未明
逝去。