劇団再生次回公演
2008年1月29日 23:01:03
コトバが靴下を咥え、
その猛禽類の爪で遊びまわり、
買ったばかりの靴下に穴をあけ、ケージに持ち去ったのを
見ながら、
脚本を書いている。
同じ題材で、全く違うテーマを扱う。
それは、全く逆ともいえるテーマ。
対立するテーマだから、同じ素材で扱えるのか、
と妙な納得をしつつ。
どんな公演になるだろう。
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書きながら、頭の中を流れる音楽を聴いている。
聞こえている音楽は、言葉だ。
俳優の声が、リズムを刻み、
彼らの声が、旋律を構成している。
バッハの描いた3重4重どころではない、
七つの旋律が一つのメロディとなっている。
聴こえる。
コトバが靴下をつついている音が、背後で聞こえる。
新しい靴下に大きな穴を開けたことだろう。
『天皇ごっこ〜思想ちゃんと病ちゃんと〜』
それが、タイトル。
見沢知廉という交響曲の、その序曲となる、演劇。