『ファイナンシャル フォーラム』記述するということと、読むということ

2008年2月17日 22:26:34

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(上の画像をクリックすると「京都館」のHPにジャンプします)

先日、送られてきた「ファイナンシャルフォーラム」誌。
毎回送られてくる頃になると、
それが一つの楽しみになってきます。
今回は、どんな表紙だろうか。
どんな記事があるのだろうか。
どんな人々がそれを手に取り、読むのだろうか。

自分が書かせていただいているのは、書評。
毎回一冊の本を取り上げて、800字に挑みます。
一冊の本を要約するのではない。
エッセンスを抽出するのでもない。
その本を読んだ自分の中に落ちてきた何かと、

対話をしている気がする。

本ばかり読んで、読書という行為がなんなのかわからなくなり、
読書それ自体を考え続けている。
そんな中で、
読むことと、書くことがある種の同一線上に存在していることに気がつく。
それは、この仕事をしていて気がついたこと。

読書者は、同時に記述者でなければならないのではないか。
それは、仕事として書くことに従事する者だけでなく、
書店で任意に本を選択し、それを読む一般の読者にも当てはまる。
読書は、同時に記述するということ。
本を読み、そこから体内に入り込んでくる何かと

対話をする。
そこで、記述という行為がむくむくと頭をもたげてくる。
読書と記述がせめぎ合い、両者は、

一冊の本を読み終えるまで、
せめぎ合う。

そんなことを考えていた。

思っていた頃に、「ファイナンシャルフォーラム」が届いた。
ページを開く。
いつものように、良質のレイアウトが清々しい。
今回の記事は、と、読み始める。

これまでとは少し違ったアプローチの記事群。
良い記事です。お奨めです!

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(上の画像をクリックすると「京都館」のHPにジャンプします)

こんな表紙です。
きれいで清い一枚。
この表紙をぼんやりと眺めていると、
いろんなことを思う。
自分がこの場所にたっている姿。
自分がこの場所に行き着くまでのローカル線の車内。
駅からは、レンタカーを借りるだろうか。
一人で知らない土地を運転する。
道で出会う人に場所を聞くだろう。
天気は、晴れ。
車内で窓を少し開けて、

煙草を吸おう。

京都銀行本店各支店や「京都館」で入手できます。

是非お立ち寄ってみてください。
場所は、東京駅八重洲口のまん前。

〒104-0028
東京都中央区八重洲2丁目1番1号 ヤンマー東京ビル1F
(代 表) TEL.03-5204-2260 FAX.03-5204-2266
(情報コーナー) TEL.03-5204-2265 FAX.03-5204-2266
営業時間/10:30〜19:30
休 館 日/毎週水曜日、年末年始
交 通/JR東京駅八重洲中央口 徒歩1分
東京メトロ銀座線「京橋」下車7番出口 徒歩3分
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