●4冊●『東洋の理想』『空海の思想について』『帰ってきたアブサン』『殺人現場は雲の上』
2008年6月12日 23:47:24
『東洋の理想』岡倉天心
『空海の思想について』梅原猛
『帰ってきたアブサン』村松友視
『殺人現場は雲の上』東野圭吾
雨が降っていた。
朝っぱらから出かけて、いくつかの用事を済ませる。
午後早い時間に予定を終える。
あれこれの用事の合間に本を読む。
そんな時は、読書がすすむ。
たまの電車での移動や、予定までの待ち時間、たった十数分の時間に
驚くほど読書がすすむ。
午前中の空き時間で一冊を読み、
午後から3冊。
岡倉アジア文明論、梅原式ニヒリズム考、村松愛猫追悼、東野的漫画。
東野圭吾だけ写真が大きいのは、別に特別だからでもなんでもなく、
スライドショーの素材に写真が登録されていなかっただけ。
それぞれ味わいのある文章。
同じ日本語で書かれていながら、まったく違う一幅の画。
どうしてだろう。
同じ日本語。
使われている言葉も無限、というわけではない。
単純に単語の組み合わせ、だけではとうてい説明がつきそうもない。
どうして全く違う印象に仕上がるのだろう。
そして、今日、脚本が書きあがった。
原稿用紙の最後のページに「終」をうち、
日付をうち、サインをいれた。
本を4冊読んで、脚本が書きあがった一日。