●追い込みで2冊●『ロシアン・ルーレット』『80問80答』
2008年7月31日 01:04:01
月末、早起きをして読書。今日は、2冊。
実は、もう一冊読んだのだけれども、【現代日本思想大系】なので、明日紹介。
読書が苦しい。もう読みたくない。読みたくない。
本の無い世界に行きたい。読書の快感を知りたくなかった。
でも知ってしまった。引き返せない。後戻りできない。
本の無い世界を想像できない。読書の快楽なしでは生きられない。
でも苦しい。読書が嫌いだ。読書が好きだ。何がなんだかわからない。
まったく自分がわからない。読書がなんなのかまたわからなくなった。
全くわからない。気が付いたら本を手にしている。
苦痛に顔をしかめ本を読んでいる。眉間に彫りこまれたしわは、読書のしわだ。
もう消えない。手にした本を投げつけたいと思う。気が付くと抱きしめている。
読書が苦しい。読書が嬉しい。なにがなんだか。
ノルマなんかどうでもいいこと。ただ読んでいる。気が付いたらたくさん読んでいる。
もういいだろうと思う。もっともっとと思う。何がなんだかわからない。
「ロシアン・ルーレット」今枝弘一
「80問80答」日本国民救援会
某会の書棚にあった「80問80答」と同志I氏に借りた「ロシアン・ルーレット」
両冊とも驚くほどの興味を持って一気に読了。
「80問80答」は、左翼向けの「対策本」。これは面白い。
・公安などの尾行に気が付いたらどうすればいいですか?
・夜歩いていたら職務質問を受けて交番に連れて行かれそうになったらどうしたらいいですか?
・警官が自宅に来ました。どう対応したらいいですか?
・運悪く逮捕されました。権力との戦いはどう進めますか?
なんて設問が80問。そして、懇切丁寧に答えが書かれています。
答えと言うか具体的な対策法。
勉強になるし、この一冊が覇気をもって生きていた往時を偲ぶ。
いや、今もいき続けているリアリティ。
いや、やっぱり政治の季節・非日常の時間のゆえか。
もう一冊は、写真をメインとしたルポルタージュ。
たくさんの写真を読んだ。そうだ、読んだんだ。
言葉以上の物語。写真に嫉妬した。
月末だ。むきになって本を読んでいる。
もうやだ!と駄々をこねながら、次から次に本を手にしている。
朝5時に起き出して、太ももに鉛筆を突き刺して、目薬をさしながら、
本を読む。