ここに座り、書く。お気に入りの道具に囲まれて、書く。
2009年1月30日 22:27:36
ここで、こうして書いている。
今の季節は、ブルース・リーが好きで何年も前に買った
ブルース・リー・パジャマを着て。
暑い季節は、下着で書いている。ここで。
ブルース・リー・パジャマのあちこちが伸びてきたな、
と思っていた矢先に、
見沢さんのお母さんから、赤い上下の部屋着をいただいた。
「いつも赤いパンツを履いてらっしゃるから」と。
ここで書いている。赤か黄色を着て書いている。
お気に入りの道具たち。
妥協なき道具たち。
あとどれだけ書けば書きあがるか。
明日から、この脚本の稽古が始まる。
本読みからだ。
劇団員のみんなは、この本をどう読んだか。
明日、どんな言葉を聞かせてくれるか。
彼らが、どんな物語を創り出すか。
みんなは今、何をしているだろうか。
明日の稽古に備えて、この本を読んでいるか。
それとも、大好きな人の名前を呼んでいるか。
明日、この脚本の稽古が始まる。
ここで続きを書きながら、みんなの顔を思い浮かべる。
時計に電池を入れた。チクタクチクタク。