2021年4月29日 11:23:52

写真は、まだ赤ちゃんの頃のコトバさん。

 

こいつは今も部屋の中で鳴いている。夜中、さあ寝るか、と電気を消すと、

ちっちゃい声で、「ほっ、ほー」と聞こえてくる。

そして、ああ、眠くなってきたな、と思う頃、「ばさばさばさ」と部屋を飛び回る音を聞き、羽が起こす風を顔に感じる。

確かに夜行性なんだろうな、と思う。

コトバ、それにしてもまあ、なんというか、毎日毎日いろんなことがあるよ。

シオンの声が耳に歌う。

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からかうなよ2021年、俺はたかだか54だが、

生きてたのは、何時間だい？

1時間？　10時間？　10,000時間？

サンプルにもなりゃしない

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シオンの歌詞より語呂が悪いがご愛敬。

夜中に、ふと、サンプルにもならない日々に（なにやってんだ）と思いつつ、

7月の作品や10月の舞台の構想を練り始めると楽しくて楽しくて、それを誰かに一刻も早く話したくて、褒められたくて、笑顔がほしくて、よくやったと頭を撫でられたくて、劇場のあの空気に一っ飛びして、興奮して眠れなくなる。

10年ずつ生きてきた。

20代の音響と音楽

30代の劇作

40代の照準機関

50代の演出と再生新聞

さて、60代は何をしよう。照明とかやってみたい。映画とかやってみたい。本気で語学もやってみたい。大学で勉強してみたい。海外で暮らしてみたい。

あれもこれもだが、なあ、コトバさん、どうしたもんかね、誕生日おめでとう。